MBAへの道

Bond-BBT MBA 2016年秋季の入学が決まったので、学校選択、受験準備、そして受講経験などを書いてゆきます。

トップアップMBA

グロービスやビジネス・ブレークスルーなどは学費が2年間で約300万円前後。ふと見ると、もっと安いところがある。例えば120万円で英国国立大学アングリア・ラスキン大学MBAの学位取得プログラム。どんなものなのでしょうか。


説明を読むと、6か月から9か月かけて日本での日本語の講義を受けて、そのあと英国の大学に論文を提出して学位を取得するプログラムだそうです。これをトップアップMBAというそうです。海外留学や海外の通信制大学院受験で時として面倒なのがGMATなどですが、この大学院のMBAはGMATもTOEICも必要なし。


たいていの通学制や通信制、ハイブリッドの日本国内のビジネススクールが盛りだくさんの必修と選択科目を用意しているのに対して、このアングリア・ラスキン大学のMBAは科目数も少なくすっきりしています。


お安いのは魅力でしたが、私のように経営を基礎から学びたい場合、向かないと思って選択肢からは外しました。しかし、このようなトップアップMBAというのは世界的に採用されている方法の一つではあります。Topup MBAでグーグル検索すると、このような形での英国などの大学院のMBA取得というのは結構あるようです。


日本の友人でトップアップMBAで学位をとった人を知らないのですが、シンガポールなどの海外の友人に何人かいます。皆、主任やグループ長クラスで、昇進の目的でMBAを取りたい人たちでした。


トップアップが向いているのは、すでに上級管理職に就いているか、幹部候補・上級管理職候補で既に管理者としてのOJTなどを職場で受けている人ではないかと思います。つまりオプショナルな選択科目でいろいろ知識を潤すことよりも、管理者になる条件としてMBAを最短でクリアする必要のある人。そして、修士論文はそのまま仕事に直結したものを書いて提出できる人でしょう。